神奈川県で自転車保険の加入が義務化へ。
2018年06月25日
神奈川県は2018年度内を目標に、自転車保険の加入義務に関する条例を制定する方針であることが分かりました。
神奈川県川崎市では、2017年12月に女子大生学生が運転する自転車が歩行者の女性に衝突し、女性が死亡する事故がありました。
加害者の女子大生は左手にスマートフォン、右手に飲み物を持ちイヤホンで音楽を聴きながら自転車に乗っていました。
自転車事故で高額な賠償費用を負うケースも
川崎市の自転車事故での賠償金については不明ですが、過去には小学5年生の男児が自転車で事故を起こし、9500万円以上の賠償を命じられたこともあります(被害者は寝たきりの状態になりました)。
【自転車の高額賠償事故事例】
男子小学生(11歳)が夜間、帰宅途中に自転車で走行中、歩道と車道の区別のない道路において歩行中の女性(62歳)と正面衝突。女性は意識が戻らない状態となった。
神戸地方裁判所は9521万円の支払いを命じた。
(自転車事故の事例 より)
このように、自転車事故でも自動車と同様に高額な賠償責任を負うこともあります。
自動車であれば自賠責保険があるので被害者に対して最低限の補償はされますが(自賠責保険だけでは全然足りませんが)、自転車には自賠責保険制度はありません。
そのため、事故を起こしてしまったときには自分でなんとかするしかありません。
自転車保険の加入は大切
1億円近い賠償金をすぐに払える人は、ほとんどいないと思います。
賠償金を支払えないのであれば、自己破産をしなくてはならない可能性もありますし、被害者も泣き寝入りすることになります。
自転車事故に備えるためにはやはり、自転車保険の存在は必要になってきています。
神奈川県内では、すでに相模原市が条例で自転車保険の加入を義務化しています。神奈川県民の私としては、神奈川県全体でなるべく早い条例制定が望ましいです。
交通ルール遵守も非常に大切
自転車保険で万が一に備えつつ、交通ルールもしっかり守る必要があります。
ながらスマホやスピードの出し過ぎ等、危険な運転をする自転車はまだまだ多いですよね。
「たかが自転車」と思わず、「自転車事故でも人を死なせることがある」ということをしっかり意識して、安全操作で自転車に乗って欲しいと思います。
神奈川県で自転車保険をお探しの方へ
このサイトでは、全日本交通安全協会が提供している自転車保険「サイクル安心保険」について紹介しています。
サイクル安心保険は月々100円程度の保険料で加入でき、本人・家族が賠償責任費用を負ってしまうケースでも年間1,230円の保険料で最大1億円まで補償してもらえます。
年間でもわずか1,230円の負担です。
(サイクル安心保険の詳細については サイクル安心保険のご案内ページ をご参照ください)
神奈川県では自転車による事故が増えています。
もしもの事態が起きて大きな賠償責任を負う前に、自転車保険による安心をぜひ確保しておきましょう。
【ご注意】※このページはサイクル安心保険の概要を説明したものです。詳細は「サイクル安心保険」ご契約手続き画面をご確認ください。